【スタッフ通信 #5】 ご当地グルメは旅の楽しみ(その2)
~鹿沼そば&かぬまシウマイ~
寒い冬も終わり春の訪れを感じる頃となりました。
花粉症の身にはつらいこの時期ですが、温泉でリフレッシュを図るべく、ドライブがてら日帰り温泉に行ってきました!
私のおすすめは鹿沼市の山奥にある「前日光つつじの湯交流館(鹿沼市入粟野994-2)」
宇都宮市内から車で1時間強。くねくねとした狭い山道を抜けて行くと、きれいな温泉施設がたたずんでいます。
お昼前に到着しましたが、駐車場は車でいっぱい!(驚)
(冬には雪が積もることもあるので、ノーマルタイヤの方はご注意を!)
温泉は、アルカリ単純硫黄泉でお肌に優しい泉質です♪
大浴場の内風呂のほかに露天風呂もありますよ。
露天風呂の写真です!【出典元】とちぎ旅ネット
中は吹き抜けで、畳敷きの広い休憩所もあります。
ゆっくりと温泉に浸かったあとは、施設併設の「そば処 やしお庵」で鹿沼名物のそばをいただきます。
注文したのは「鹿沼にらそば」
地粉を使った手打ち蕎麦に、地元で採れた新鮮な「にら」が乗って良い薬味になっています。
元は、戦後の物資不足の際、そばのかさ増しのために「にら」を乗せて食べていたのが始まりだそうですが、現在では「にら」の収穫時期である春夏限定の季節の味として親しまれています。
ごちそうさまでした!
さて、続いては鹿沼市の新名物「かぬまシウマイ」を求め、JR鹿沼駅に向かいます。
この日は、JR鹿沼駅前にOPENした焼売テイクアウト専門店「笑福シウマイ」に行ってきました。
※笑福(えふ)と読みます。
すでに店先には行列ができていました!!早速並びます。
メニューを見て人気NO.1の「蒸し豚シウマイ」に心を決めます。
密かに狙っていた「揚げ豚シウマイ」は売り切れでした。また今度です…。
「梅シウマイ」や「唐揚げ弁当」もあるようです。
駅前には「握る」をテーマとした「シウマイ像」もできました。
ぱっと見でシウマイとは分かりませんが、哲学的な趣があります。
それでは家に帰ってシウマイをいただきます。
すでに良い香りが♪期待が高まります!
開封!
箱を開けると、豚肉の良い香りが広がり、大ぶりのシウマイが目に飛び込んできます。
「あぁ~目がぁぁ~!!」
某ジブリ映画に登場する悪役もびっくりです!
これはおいしそう...
具にしっかり味付けがされているそうで、醤油は付けずにいただきます。
つなぎには「日光御用卵」を使い、国産豚肉がたっぷり入って、肉汁がすごいです。
肉のうまさが際立つ味付けも絶妙です!!
「そもそもなぜシューマイなの?」という疑問を持たれるかも知れませんが、実は、鹿沼市とシューマイには深い関係があります。
関東圏のポピュラーな駅弁として「シウマイ弁当」がありますが、こちらの弁当を作っているのは、横浜市に本社を置く(株)崎陽軒
実は、この崎陽軒の初代社長の野並茂吉氏は、栃木県鹿沼市の出身なんです。
野並氏は横浜名物として旧南京町(現横浜中華街)のシューマイに着目し、研究を重ねて昭和3年に「シウマイ」という名称で商品を完成させたそうです。
奥が深い「シウマイ」は、開発者の出生地「鹿沼」に根付いていく予感がします。
大変美味でした!
【担当】はぐれ者