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アイスクリーム工房Glacee770 田村大作さん

栃木県内でこだわりのものづくりをしているみなさんに、そのこだわりやストーリーを聞き、最後には次回の取材先としておすすめのお店や職人を紹介していただく「とちぎものリレー」。第三回目は、手づくりの無添加アイスクリームが評判の「アイスクリーム工房Glacee770(グラッセナナナナマル)」をご紹介します。

地域に根差したものづくりのルーツについて、オーナーの田村大作さんにお話をうかがいました。

地元・益子の野菜や果物でつくるやさしいアイス

東京でフランス料理のシェフとして修業を積んだ田村さんが、栃木県益子町へやって来たのは28歳のとき。当時はペンションの専属シェフとして働いていましたが、その後ペンションは閉鎖。しかし、自然豊かな益子に魅せられそのまま住むことにしたそうです。

田村:シェフの仕事から離れ、しばらくは木工細工づくりをしていました。当時、益子には同年代の陶芸家がたくさん住んでいて、みんな楽しそうに生活していたんです。その様子を見て、私も自分の手でつくったもので暮らしていこうと決めました。

田村大作さん

「とにかくものをつくるのが楽しい」と語る田村さん。じつはアイスクリーム工房だけでなく、パン工房も営んでいます。1年がかりで手ずから建てたというギャラリーには、陶芸家である妻の香織さんの作品とともに、田村さんお手製のアイスやパンが並びます。

田村さんが建てたギャラリー

ギャラリー内観。パンが焼けると手前のプレートに並ぶ

アイスクリームセットは、バニラ・チョコレート・キャラメル・ヌガー・コーヒー・黒ごま・抹茶の定番7種と、いちごやゆずなど季節で変わる3種の味の組み合わせ。

田村:商品は無添加で、一つひとつ手づくりです。食材もできるだけ地元のものを使いたいので、農家さんに相談して旬のおいしい果物や野菜を仕入れています。

アイスクリームは、あらかじめ加工された業務用のベースを使えば、いくらでも安く簡単につくれます。でも、それでは私が益子でわざわざつくる意味がないですよね。せっかくなら、丁寧に食材と向きあって、地域密着型のものづくりがしたいんです。

とくにおすすめしたい味は、バニラ、ヌガー、コーヒーの3つ。

バニラ味は、原材料のきび糖の色が生かされ、ほんのりと茶みがかった色合い。まろやかな甘さが素材の味を引き立てます。平飼いの養鶏場から仕入れる新鮮な卵と八溝牛乳が使われており、さらっとした口どけなのにコクがあるのも印象的です。

フランス料理に精通している田村さんらしい一品が、フランスの伝統菓子をモチーフにしたヌガー味。クルミ、クランベリー、ラム酒を使った大人の味わいです。

また、コーヒー味は、地元ロースターのコーヒー豆のおいしさに感動してつくられたそう。生クリームとチョコレートが入ったベースに細引きの豆が練り込まれ、味わいはカフェモカそのものです。

食べるほどに心も体も満たされるアイスクリームはどれも、大切な人にプレゼントしたくなる一品です。

アイスクリーム工房Glacee770

住所

益子町山本721-8

定休日

月〜土

営業時間

10:00〜18:00(12月〜2月は17:00まで)

電話

0285−70−6089

事業者ページ

https://www.tochigimono.com/blog/producers/tm0026/

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