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~ 障がい者と共に小山市の養蚕業を再興 社会福祉法人パステル ~

今回は、石橋須見江理事長にお話を伺いました。

石橋理事長は、県立の特別支援学校校長を早期退職し、その退職金でこの法人を設立したそうです。

「施設利用者(障がい者)への賃金を少しでも多く支払えるように!」

「施設利用者(障がい者)が自立できるように!」と幾つものアイディアを仲間たちと出し合い事業を拡げてこられました。

先ずはパステルの歴史についてお聞かせください。

平成10年 社会福祉法人パステルは法人認可を得、翌11年に県の南端、野木町に知的障害者授産施設「セルプ花」を開設しました。

爾来、施設を拡充強化し、本年25周年を迎えました。

今まで、こだわってこられたことを教えてください。

小山市は嘗て養蚕業の中心地でした。昭和初期の最盛期は500軒の養蚕農家で活性化していたと言われています。

しかし、現在ではパステルを含め4軒の養蚕者に減少しています。

それを障害者の皆さんと共に再興しようと立ち上がりました。

パステルは、桑農園を約7,000坪保有し桑の葉収穫用の桑の木“はやてさかり”、桑の実収穫用の桑の木“ララベリー”を合わせ12,300本保有し、桑茶、桑うどん・パスタ、菓子類、アイスクリーム、ジュース等多くの健康に良い食品を作っています。

 

今後も守り続け行きたいことはどんなことでしょうか。

桑農園の維持には神経を使います。

それは、蚕は農薬のかかった葉は食しません。

近隣の野菜・梨等での畑の農薬散布が風で飛んできてもそれを食した蚕は死んでしまいます。

従って、栄養成分豊富な桑の葉・桑の実は、安全安心な食材と言えます。

私たちは、現在約7,000坪の桑農園で育てている12,300本もの桑の木“はやてさかり”と“ララベリー”の安全性守り続け、さらに増やしていきたいと考えております。

その他、PRした いことがあれば、お話ください。

数ある製品の中で、いくつか「とちぎもの」にも出品しておりますが、地元の老舗酒造メーカーの西堀酒造株式会社の酒粕“門外不出”他を使用した4種のお菓子「酒粕焼きチーズケーキ・バターサンドクッキー・パウンドケーキ・生チーズプリン」が、大変好評です。

特におとめ桑の葉茶は、おすすめです。

桑の葉・桑の実には、他の野菜・果物と比べ栄養成分が豊富に含まれ、更に血糖値を下げる(デオキシノジリマイシン)、目に良い(ルテイン)が多く含まれています。

パステルでは、桑茶を「桑茶」、飲みやすくした「ティーパック」も販売しています。

今後、新規商品掲載のご予定はありますか。

パステルの織物工房“SAKURA”で、利用者(障がい者)が絹の洗顔タオル“SILK泡ネット”を生産しています。
また、パステルの養蚕において製糸工場に出荷できないキズのついた繭は“こぼれ繭”と呼ばれ、捨てられていました。この繭から石鹸“シルクソ-プおとめ”を製造し、セットにした商品“絹と桑の洗顔セット”として近日中に販売を開始します。

既に絹の洗顔タオル“SILK泡ネット”は、東京の百貨店等で開催される物産展で販売しており、大変ご好評で、リピーターがいるほどです。

もう少々「とちぎもの」への登場は、お待ちください。

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