栃木県内でこだわりのものづくりをしているみなさんに、そのこだわりやストーリーをインタビュしていく「とちぎものリレー」。

第5回は、露地栽培を受け継いでいる「内海ぶどう園」をご紹介します。

内海 護様にお話を伺いました。

祖父の代から、ぶどう栽培を始めました。

私の代で三代目になります。

栄養周期栽培を基に栽培しています。

それぞれの葡萄の生育ステージごとに必要な栄養を葉や根に施肥し、葡萄の樹そのものを健全にすることで病害虫に強く、味わい深い葡萄になると思っています。

その為、常に発育診断をし一本一本の樹の状態を観察しています。

枝やツルの伸び、葉の色、土の状態等、葡萄に関わる全てのものに寄り添うことが一番大切なことであると思い栽培しています。

また、露地栽培にもこだわっています。

１．味に深みがある　　

２．施設栽培に対し、断然、ビタミン・ミネラルが多い

３．旬を大切にしたい

４．資源の節約に繋がる　　　　　　　　　　　　　などの理由からです。

農業は自然の恵みを分けていただく事だと思います。

過度な化学肥料や化成農薬は土壌を汚染し自然を破壊します。

自分がしていることはそのような事と常に背中合わせである事を忘れずに自然に寄り添い、感謝することを忘れずにいたいと思っております。

「人が自然をコントロールするのではなく、自然と調和して作物を栽培する。」そんな農家でありたいと思います。

当園は少し高台にあり、見晴らしがよく、心地いい風が吹く場所にあります。

そんなロケーションに立地するこの場所を好きになっていただけたらと思います。

収穫時期には「週末限定で当園の巨峰を使ったスムージー」を販売しており、のんびりそれぞれの時間を過ごしていただけたらと思います。

※2023年のスムージー販売：8月13日より、毎週日曜日に販売

お客様からは、巨峰の味が濃厚だと好評いただいております。

また、ウズベキスタン原産の「リザマート」という希少な品種も栽培しております。

リザマートを生産しているぶどう園は少ないとのことです。

その理由は、栽培自体が難しく、手間も時間もかかるという点に尽きます。
みなさんも、丹精込めて栽培したぶどうをぜひ味わってみてください。

最近「世界で一番甘い葡萄」と話題になっている「クイーンセブン」という葡萄が少量ですが収穫できそうです。

お楽しみに!!